2020年03月25日
故人の自宅や葬儀場から火葬場へ向かう際には、一般的に霊柩車を利用します。葬儀を会社に依頼するのであれば、手配は大抵プランに含まれているので、その場合は別で用意する必要はありません。そんな霊柩車にはいくつかの種類があり、イメージとして想像されやすいのが宮型です。
車の後ろに金色の装飾が付いたタイプで、費用が最も高くなります。この宮型はあまりにも目立ちすぎるという理由から、現代では選択されることが少なくなっています。その代わりに人気を集めているのが洋型で、リムジン車の後部を改造した形です。
全体が黒色でまとめられているため悪目立ちしないと共に、ある程度の高級感を伴うので厳粛さが出せるのが特徴です。複数ある種類の中で費用を最も抑えられるのもこのタイプです。基本的にはこの2種類が主流ですが、それ以外にもステーションワゴンを使用したバン型や、距離が遠いなどの理由で遺族と一緒に移動する際に用いるバス型もあります。
また遺体が病院など亡くなった場所から、葬儀を行うまでに待機する自宅や安置所に移動させる場合にも似たような車両を使用しますが、その場合は厳密には寝台車と呼ばれます。そして霊柩車とは異なり納棺されていない遺体を運ぶことになるので、細かな仕様も異なります。